縦わり(異年齢)保育のメリット、デメリット

保活中に、「縦割り保育をしています」という説明を受けて、
「???」となったことありませんか?
最近の保育でよく出てくる「縦割り保育」。

今回は、「縦わり」保育とはどういうものなのか、
そして、どんなメリットがあるのかを説明していきたいと思います。

「縦わり」保育は、「異年齢」保育とも呼ばれています。
保育園のクラス分けは、通常、年齢別分けられるものですが、
年齢にかかわりなく、異なる年齢の子ども達を
ひとつのグループやクラスとしてまとめて保育したり、
制作、運動、遊びなどの活動を一緒に取り組むことを
縦わり保育といいます。

縦わり保育は、年齢や発達段階の異なる子どもたちが
コミュニケーションをとることで、
お互いが多くのことを学び、成長を促進させることを目的としています。

ひと昔前は、兄弟、親戚やご近所などでさまざまな年代の子どもたちが
一緒になって遊ぶ姿も多く見られましたが、
ひとりっ子の増加や少子化にともない、
子ども同士がふれあう機会がかなり減ってきています。
それを補うために取り入れられるようになってきたのが縦わり保育です。

縦わり保育は、
コミュニケーション能力や協調性、問題解決能力など、
子どもが成長して大人になるまでに身につけたい
基本的な能力の基礎づくりには適した保育方法です。

年下の子どもは、お兄ちゃんお姉ちゃんと接することで、
向上心挑戦心を持ちやすくなります。
さらに、自分が優しくされた経験から、年下の子には優しくするという
いい行動も期待できます。

また、年上の子どもにとっては、年下の子どもと接することで、
思いやり優しさなどを学ぶことができます。
そこから、自己肯定感や自信を持つことができるようになります。

縦わり保育を行っている保育園に入園させたママからは・・・

小さいうちは、とにかく年長、年中さんに可愛がってもらい、毎日幼稚園に行くのが楽しそう
小さい子に優しくする、教えてあげるというのが自然に身につくき、大きくなると、年下の子のお世話ができるようになった
家族のような温かい雰囲気で保育園生活を送れる
年少さんのころは年長さんに憧れてひらがなを勉強したり、難しいパズルに挑戦したりと、向上心が強くなった

といったような喜びの声が寄せられています。

一方、当然のことながら、デメリットも存在します。

異年齢でのグループ分けが中心なので、
年齢や発達に応じた遊びを一緒に行うことがむつかしい場面も多く、
必然的に活動の幅が限定されてしまうこともあります。
クラスの全員が成長できるかどうかは、
保育士や教諭の取り組み園全体の方針が非常に重要になってきます。

低年齢の子どもの成長段階に合せてばかりいると、
高年齢の子どもの発達が止まってしまう可能性がありますし、
教室の分け方やや道具の配置、購入するおもちゃや絵本など、
異年齢の子どもを同じ環境で過ごさせるための対策を考えなくてはなりません。

いかに年下の子どもの安全に配慮するか、
年上の子どもの発達を妨げないようにするか・・・

これが縦わり保育の抱える課題です。

「縦わり保育」を積極的にPRしている園でも、
単にクラスが縦わりなだけで、適切な保育活動を行っていない場合もありえるし、
逆に、基本は年少/年中/年長という同年齢クラスでも、
効果的に園全体で縦わりの活動時間を設けている場合もあります。

運動や制作活動はきちんと年齢別に分け、
年上の子ども達の発達も考慮して保育活動を行う園、
行事等もふくめ、ほぼすべての活動を縦わりで行う園など、
各園それぞれの方針があるわけです。

子どもを預ける保育園を探すときは、
「縦わり」「異年齢」という言葉を意識しすぎず、
この園に子どもを通わせたい!
きっとこの園なら楽しく通ってくれる
という気持ちを大切にして、
園の方針や先生の質などを十分に見極めておく必要がありそうですね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました^^

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